「美しい教会を旅して」/KIKI著/2011.8.10/マーブルトロン を読んだ。
著者は大学で建築を学んだ女優・モデルである。さらにはミッション系の学校へ通った経験のあるノンクリスチャン。
建築と信仰、共に付かず離れずという著者の、その視点こそがこの本の特徴であると感じた。単なる紀行文として読み流せなかったのは、それによる。
その優しくも鋭い眼を通して教会への郷愁が綴られている。美しい教会建築の写真と共に。
不思議だ。
何が著者を教会から引き離さないのだろうか?
教会の魅力?建築の魅力?
ここでは、教会の人々も建築も、風景として等価な存在として置換されている。
その、ある種の居心地の良い風景の中に、著者は実際に身を置き、体験する。
信仰の風景。
風景は騒がず急かさずそこにある。この先に何が必要とされるのか?
勿論、必要なのはリアルな出会いだ。
そんな「場」が創れるか?それが私に突きつけられた課題。